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Channel: 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
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【セレクションセール2023(Seletion Sale)】~結果概要(売却総額・売却率・平均価格・中間価格レコード、最高額馬写真・動画など)

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2023年7月25日(火)から26日(水)の2日間、HBA日高軽種馬農業協同組合が主催する【セレクションセール2023(Selection Sale)】が、北海道市場(北海道新ひだか町静内)にて開催されました。
※ここでは、結果概要と最高額馬の写真(落札シーンと落札直後の横姿)と動画(セール録画)をご紹介します。
2023 Selection Sale - Results(Yearlings)


セレクションセール2023名簿表紙

セレクションセールは、日高軽種馬農業協同組合が主催し、北海道新ひだか町の北海道市場を舞台とするサラブレッド1歳の選抜市場です。
かつては「特別市場」という名称で年に複数回行われていたこともありましたが、2001年からは「セレクションセール」に改称。開催時期も7月の第3週に固定化され、年1回のみの開催となっています。
選抜基準については「販売希望者の自己評価」「販売希望価格による選別」といった時代を経て、現在はセレクションセール選考委員会が定める「血統基準」にしたがって上場申込馬をふるいにかけ、そののち同委員会による実馬検査を実施し上場馬が決定されます。実馬検査を伴う市場は、日本ではセレクションセールのみです。
選抜市場の名前に相応しく、日高、胆振地区のみならず、十勝や青森、九州地区からも牧場自慢の生産馬が顔を揃える市場である反面、上場を許されながらも売却できなかった馬については「主取り手数料」(販売希望価格の1%相当額)が徴収されるなど、購買者が安心して参加できるような工夫が施されています。
主な取引馬にはG1/Jpn1競走10勝のホッコータルマエ、2023年度のG1-大阪杯を優勝したジャックドール(2019年度取引馬)、2016年度のG1-高松宮記念を優勝したビッグアーサー、2008年のJRA賞最優秀2歳牡馬セイウンワンダー、2020年度のJpn1-マイルChS南部杯を制したアルクトス、2006年度のG1-NHKマイルカップ優勝のロジック、2007年最優秀障害馬に輝いたメルシーエイタイムなどのG1馬が、そして近年の重賞勝ち馬には、2023年度のJpn2-兵庫ChSを優勝したミトノオー(2021年度取引馬)、2023年度のG2-NZトロフィーを優勝したエエヤン(2021年度取引馬)、2023年度のG2-アメリカJCCを優勝したノースブリッジ(2019年度取引馬)、2022年度のG2-阪神大賞典を制したディープボンド(2018年度取引馬)、2022年度のG2-スワンSを優勝したダイアトニック(2016年度取引馬)、2022年度のG2-東スポ杯2歳Sを制したガストリック(2021年度取引馬)などが名を連ねています。
市場成績も近年目覚ましい成長を遂げ、2017年度は売却率81.4%、売上総額も28億円(税別)を超えるなど、いずれも過去最高を記録しました。2018年度は、サマープレミアムセールが新設され、選抜市場が事実上拡大分散となったことで、セレクションセール比較としては前年比でポイントを落とす結果となりましたが、2019年度は選抜市場が再びセレクションセールのみで開催され、売却率83.5%と過去最高を記録しました。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、当初予定されていた7月21日(火)からサマーセールに寄せる形で8月24日(月)に移行しての変則開催となりましたが、2001年にセレクションセールという名称に統一されて以降、売却総額・平均価格・中間価格レコードを達成しました。コロナの影響が続く2021年度は、7月開催に戻して実施され、売却総額・売却率・平均価格・中間価格のレコードを更に更新する驚異的な結果を叩き出しました。コロナ第7波の影響が出始めた2022年度は、上場頭数が311頭に拡大されて実施、中間価格は落としたものの、売却総額・売却率・平均価格で歴代レコードを記録しました。
売上推移等の市場成績はこちらから

そして迎えた2023年度の上場馬名簿には、エヴィータアルゼンティーナ(米G1-ラブレアS)の牝駒「No.170-エヴィータアルゼンティーナ2022(父サートゥルナーリア)」、シャイスター(亜G1-CEジュヴェナイルフィリーズ)の牡駒「No.120-シャイスター2022(父リアルスティール)」、テイエムプリキュア(Jpn1-阪神ジュベナイルフィリーズ)の牝駒「No.57-テイエムプリキュア2022(父イスラボニータ)」、クラリティスカイ(G1-NHKマイルC)の半弟「No.258-タイキクラリティ2022(父ルーラーシップ)」など、計305頭(牡216頭、牝89頭)がラインアップされていました。
■上場馬一覧:[ 全馬一覧(305頭) | 7/25分(No.1-155) | 7/26分(No.156-305) ]
■上場馬名簿:[ 全馬名簿(305頭) | 7/25分(No.1-155) | 7/26分(No.156-305) ]
※欠場馬:44, 45, 81, 86, 129, 143, 156, 210, 245, 298

開催期間中は、7月24日(月)に全上場馬の前日展示を実施し、セール当日は展示を行わずに午前11時よりセリがスタート。セール前には、セレクションセール出身活躍馬の表彰式が行われ、2023年度の大阪杯(G1)を制したジャックドール号の関係者に盛大な拍手が送られました。


写真:ジャックドール号表彰式

2日間にわたって活発な競り合いがおこなわれ、売却総額は過去最高だった2022年度(4,853,000,000円)を大きく上回る5,646,700,000円(税別)、売却率は2022年度(87.38%)の記録を塗り替える91.86%、平均価格は2022年度(18,452,471円)の記録を上回る20,836,531円(税別)、中間価格は2021年度(16,000,000円)を上回る17,000,000円(税別)というレコードずくめの結果となりました。
最高額馬は、「No.84-カリーニョミノル2022(父シニスターミニスター)」で、1,500万円のファーストコールから競り上がり、最後は9,400万円で落札(落札者:今福洋介氏)されました。

【セレクションセール2023-1歳】 - 2023/7/25-26開催
■上場頭数:295頭(牡212頭、牝83頭)
■落札頭数:271頭(牡198頭、牝73頭)
■売却率:91.86%(牡93.40%、牝87.95%)
■売却総額(税別):5,646,700,000円(牡4,544,600,000円、牝1,102,100,000円)
■平均価格(税別):20,836,531円(牡22,952,525円、牝15,097,260円)
■中間価格(税別):17,000,000円
■最高価格(税別):94,000,000円(No.84-カリーニョミノル2022、父シニスターミニスター)
牡・鹿毛・2022/3/29生
父シニスターミニスター 母カリーニョミノル(母父クロフネ)
落札者:今福 洋介 氏
販売者:(有)フジワラファーム


写真・動画:セール落札シーン&落札直後の横姿&セール全映像(2023/7/25-26撮影)
結果概要と累年成績

<購買登録者数およびオンライン登録について>
※購買登録者数:1,028名
※過去の購買登録者数:2022年:987名、2021年:886名、2020年:1,454名(注)、2019年:687名、2018年度:584名、2017年:538名、2016年:474名、2015年:426名、2014年:389名、2013年:354名、2012年:323名、2011年:327名、2010年:302名)
 注:2020年度はセレクションセールとサマーセールが同時開催されたため、合算の登録者数となっております。
※購買登録者のうちオンライン登録:46名(昨年60名)
※ログインしたID数:36名(昨年46名)
※総BID数(オンラインのみ):152 BID(昨年114 BID)
※1回でもオンラインビッドされた上場馬:47頭(昨年50頭)
※オンラインビッドでの入札者が最終落札者となった上場馬:7頭(昨年11頭)

<古川市場長の開催前挨拶と記者会見>

写真:2023/7/25撮影、動画:2023/7/26撮影

<開催日別結果概要>

【セレクションセール2023(第1日目)】 - 2023/7/25開催分
■上場頭数:149頭(牡112頭、牝37頭)
■落札頭数:139頭(牡105頭、牝34頭)
■売却率:93.29%(牡93.75%、牝91.89%)
■売却総額(税別):2,963,600,000円(牡2,450,600,000円、牝513,000,000円)
■平均価格(税別):21,320,863円(牡23,339,048円、牝15,088,235円)
■中間価格(税別):18,000,000円
■最高価格(税別):94,000,000円(No.84-カリーニョミノル2022、父シニスターミニスター)
牡・鹿毛・2022/3/29生
父シニスターミニスター 母カリーニョミノル(母父クロフネ)
落札者:今福 洋介 氏
販売者:(有)フジワラファーム


写真・動画:セール落札シーン&落札直後の横姿&セール全映像(2023/7/25撮影)
結果速報ページ(7/25)

【セレクションセール2023(第2日目)】 - 2023/7/26開催分
■上場頭数:146頭(牡100頭、牝46頭)
■落札頭数:132頭(牡93頭、牝39頭)
■売却率:90.41%(牡93.00%、牝84.78%)
■売却総額(税別):2,683,100,000円(牡2,094,000,000円、牝589,100,000円)
■平均価格(税別):20,326,515円(牡22,516,129円、牝15,105,128円)
■中間価格(税別):16,000,000円
■最高価格(税別):60,000,000円(No.224-ストライクルート2022、父エピファネイア)
牡・栗毛・2022/5/16生
父エピファネイア 母ストライクルート(母父Smart Strike)
落札者:吉岡 實 氏
販売者:(有)フジワラファーム


写真・動画:セール落札シーン&落札直後の横姿&セール全映像(2023/7/26撮影)
結果速報ページ(7/26)


<参考-昨年2022年度の結果>

【セレクションセール2022-1歳】 - 2022/7/26-27開催
■上場頭数:301頭(牡210頭、牝91頭)
■落札頭数:263頭(牡187頭、牝76頭)
■売却率:87.38%(牡89.05%、牝83.52%)
■売却総額(税別):4,853,000,000円(牡3,786,000,000円、牝1,067,000,000円)
■平均価格(税別):18,452,471円(牡20,245,989円、牝14,039,474円)
■中間価格(税別):14,000,000円
■最高価格(税別):66,000,000円(No.204-レーヌミノル2021、父ブリックスアンドモルタル)
牡・黒鹿毛・2021/2/27生
父ブリックスアンドモルタル 母レーヌミノル(母父ダイワメジャー)
落札者:吉岡 實 氏
販売者:(有)フジワラファーム


写真・動画:セール落札シーン&落札直後の横姿&セール全映像(2022/7/26-27撮影)
結果概要と累年成績

<参考-2022年度の開催日別結果概要>

【セレクションセール2022(第1日目)】 - 2022/7/26開催分
■上場頭数:156頭(牡110頭、牝46頭)
■落札頭数:132頭(牡96頭、牝36頭)
■売却率:84.62%(牡87.27%、牝78.26%)
■売却総額(税別):2,533,000,000円(牡2,031,500,000円、牝501,500,000円)
■平均価格(税別):19,189,394円(牡21,161,458円、牝13,930,556円)
■中間価格(税別):14,750,000円
■最高価格(税別):62,000,000円(No.125-ディアレストトリックスキ2021、父シニスターミニスター)
牡・鹿毛・2021/2/20生
父シニスターミニスター 母ディアレストトリックスキ(母父Proudest Romeo)
落札者:山元 哲二 氏
販売者:(有)服部牧場


写真・動画:セール落札シーン&落札直後の横姿&セール全映像(2022/7/26撮影)

【セレクションセール2022(第2日目)】 - 2022/7/27開催分
■上場頭数:145頭(牡100頭、牝45頭)
■落札頭数:131頭(牡91頭、牝40頭)
■売却率:90.34%(牡91.00%、牝88.89%)
■売却総額(税別):2,320,000,000円(牡1,754,500,000円、牝565,500,000円)
■平均価格(税別):17,709,924円(牡19,280,220円、牝14,137,500円)
■中間価格(税別):14,000,000円
■最高価格(税別):66,000,000円(No.204-レーヌミノル2021、父ブリックスアンドモルタル)
牡・黒鹿毛・2021/2/27生
父ブリックスアンドモルタル 母レーヌミノル(母父ダイワメジャー)
落札者:吉岡 實 氏
販売者:(有)フジワラファーム


写真・動画:セール落札シーン&落札直後の横姿&セール全映像(2022/7/27撮影)

 <参考>
  ・セレクションセール開催情報ページ
  ・HBA日高軽種馬農業協同組合

by 馬市ドットコム

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