2015年4月13日(月)、今年で開設50周年を迎えたJRA日高育成牧場(北海道浦河郡浦河町字西舎)にて、【2015 JRAブリーズアップセール(JRA Breeze Up Sale、2歳)】(開催日:4月28日(火)、開催地:JRA中山競馬場)の上場予定馬展示会・【JRA日高育成牧場 育成馬展示会】が開催され、213名の馬主・調教師・生産者・来賓で賑わいました。
An exhibition of JRA Breeze Up Sale on JRA - Hidaka Ikusei Bokujo.
この展示会は、「JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買した馬およびJRA日高育成牧場で生産した馬=JRA育成馬」のお披露目会(JRAでは卒業式とも表現)です。育成馬たちは、日高育成牧場と宮崎育成牧場に分かれ、先進の育成研究に基づいて育成・調教が実施され、2015年4月28日(火)の【2015 JRAブリーズアップセール】へ上場されます。
※JRA宮崎育成牧場の展示会は4月6日(月)に開催されました。⇒そのときのNewsへ
写真:比較展示風景
展示会は、午前10時から「比較展示」が5班に分けて実施(計55頭)されたのち、午前11時40分から「騎乗供覧」が3班に分けて披露(計44頭)されました。騎乗供覧では概ね1ハロン13秒前後を目安に行われ、ラスト2ハロンが計測、1ハロンずつのタイムがアナウンスされました。
ちなみに、最速タイムは「11.7秒→11.2秒(2F:22.9秒」で「No.25-マルカジュリエットの13(父スウェプトオーヴァーボード)」がマークしました。
⇒騎乗供覧でのタイム一覧表へ(PDFファイル)
写真:最速タイムの騎乗供覧シーン
No.25-マルカジュリエットの13(父スウェプトオーヴァーボード)
なお、本日の展示会での騎乗供覧シーン、および、4/6にJRA宮崎育成牧場にて披露された騎乗供覧シーンの映像は、近日中にアップされる予定です。
<JRA日高育成牧場からのコメント>
「平成27年度育成馬展示会を開催いたしましたところ、213名の馬主・調教師・生産者および来賓の皆様にご来場いただきました。皆様のご来場に、心から御礼申し上げます。
本日ご覧いただきました育成馬たちは、育成牧場入厩から秋口までは昼夜放牧を行いながら成長を待って騎乗馴致を開始し、年内は長めの距離を無理のないスピードで乗り込むことにより基礎体力の充実をはかりました。年明け以降は週2回、1000m屋内坂路馬場を活用したスピード調教を行い、スピードの鍛錬に努めました。調教時に特に力を入れたのは、縦列や併走などの「隊列」を用いた集団調教です。前後左右の馬との間隔や騎乗者とのコンタクトなどを調教時の最重要課題として取り組み、騎乗者の指示に従順で扱いやすい馬づくりを目指してきました。本日の騎乗供覧では、この取り組みの成果をご披露できたものと考えています。
また、本年もBTC軽種馬育成調教センターの騎乗者養成コース研修生18名に対する騎乗馴致や調教の実践研修を行うことで、JRA育成馬を活用した人材養成にも取組みました。本日はBTC研修生の比較展示や騎乗供覧を通して、彼らの研修成果を皆様にお披露目することができました。
本日展示いたしました育成馬たちは、4月28日(火)に中山競馬場で開催するJRAブリーズアップセールへの上場を予定しております。ブリーズアップセールへの皆様のご来場をお待ちしております。」
<JRA日高育成牧場について>(公式ホームページより)
「競走馬の80%を生産する北海道・日高。風そよぐ草原が冬には大雪原へと移り変わるこの美しい大地に、世界レベルの施設と調教技術を擁する「日高育成牧場」があります。
せり市場で購買し、育成調教した抽選馬にはファイブホープ、イソノルーブル、ジョウテンブレーヴといった数多くの活躍馬を送り出してきた「日高育成牧場」。JRAはここにイギリスのニューマーケット、フランスのシャンティなどに匹敵する「日高育成総合施設軽種馬育成調教場」を建設しました。広大な草原を利用したグラス馬場や坂路グラス馬場、冬季でも充分な調教が可能な屋内直線馬場、屋内直線坂路馬場、屋内トラック馬場など最先端の施設が揃っているこの育成調教場は競走馬の生産・育成に携わる全ての方に活用していただけます。
若駒たちを優しく包み、厳しく鍛える日高の大自然。競馬先進国並みに変化に富んだ多彩な馬場を備える調教施設。馬への深い愛情を持つ人々による先進の育成・調教技術。
競馬の国際化時代を迎え、競走馬育成の指標は”世界で勝てる馬“へ。国内では類を見ない先進の育成調教システムは、新しいタイプの名馬を世界の舞台送り出していくことでしょう。競走馬の故郷から、競馬の新しい歴史が始まっています。」
【2015 JRAブリーズアップセール開催概要】
■セール名称 : 2015 JRAブリーズアップセール
~ 第11回 JRA育成馬調教セール ~
■開催日 : 2015年4月28日(火) ※4月27日(月)に前日展示会(13時より)を実施
■時 間 : 馬主受付-Am8時15分 騎乗供覧-Am9時 売却開始-Pm1時
■場 所 : 中山競馬場
■主 催 : JRA日本中央競馬会
■売却方法 : セリ方式(事前に騎乗供覧および個体展示を実施)
■売却対象者 : JRAの馬主の方で購買登録を済ませた方
■情 報 : 上場候補馬79頭など総合情報ページ
■育成馬展示会:
宮崎育成牧場・・・2015年4月6日(月)10時より開催
日高育成牧場・・・2015年4月13日(月)10時より開催
2015 JRA Breeze Up Sale
April,27 Pre-Sale Inspection:1pm-
April,28 Breeze-Ups:9:00am- Sale:1:00pm-
Location:Japan Racing Association(JRA) Nakayama Racecourse
<名簿に関するお問い合わせは>
「JRA馬事部生産育成対策室」
TEL(03)5785-7540 FAX(03)5785-7541
E-mail:jra-ikusei@jra.go.jp
<欠場馬情報について>(4月6日現在)
55 シルクサルートの13(父ベーカバド) 右前蹄骨々折のため
67 グディニアの13(父プリサイスエンド) 左第3中手骨々折のため
77 ローランウィスパーの13(父ブラックタイド) 寛跛行のため
<真動画付上場馬紹介ページ >
下記ページでは、1歳時と2歳時の写真(計4枚)の比較や調教動画が閲覧できるようになっております。
⇒写真&動画付上場馬紹介ページ
「Breeze Up Sale」とは2歳調教セールを意味しており、2005年よりスタートし2014年で第10回目を迎えた。同セールは、特に「時計よりも馬の走法や出来映え」を購買者にアピールすることと、「上場馬の情報発信を充実させ、不慣れなお客様が、わかりやすく参加しやすい入門編」に留意されている。上場されるのは、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買した馬を、日高と宮崎の育成牧場で育成&調教した2歳馬だが、2011年度からは、日高育成牧場の生産馬も上場されている。
育成技術の高さと徹底した情報開示が購買者層からの高い信頼を得て、毎年上場馬をほぼ100%で売却し、2歳セールの中心的存在となっている。
同セールからは、G1-朝日杯フューチュリティSを制したセイウンワンダー(2008年売却馬)をはじめ、G2-ニュージーランドトフィー勝馬エイシンオスマン(2010年売却馬)、G2-フィリーズレビュー勝馬ダイワパッション(2005年売却馬)、G3-新潟2歳S勝馬モンストール(2011年売却馬)、G3-ファンタジーS勝馬サウンドリアーナ(2012年売却馬)、G3-函館2歳S勝馬クリスマス(2013年売却馬)、G3-エーデルワイス賞勝馬フクノドリーム(2013年売却馬)、などの重賞勝馬が出ている。
<参考>
・JRA育成馬日誌
・JRAブリーズアップセール
by 馬市ドットコム
An exhibition of JRA Breeze Up Sale on JRA - Hidaka Ikusei Bokujo.
この展示会は、「JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買した馬およびJRA日高育成牧場で生産した馬=JRA育成馬」のお披露目会(JRAでは卒業式とも表現)です。育成馬たちは、日高育成牧場と宮崎育成牧場に分かれ、先進の育成研究に基づいて育成・調教が実施され、2015年4月28日(火)の【2015 JRAブリーズアップセール】へ上場されます。
※JRA宮崎育成牧場の展示会は4月6日(月)に開催されました。⇒そのときのNewsへ
写真:比較展示風景
展示会は、午前10時から「比較展示」が5班に分けて実施(計55頭)されたのち、午前11時40分から「騎乗供覧」が3班に分けて披露(計44頭)されました。騎乗供覧では概ね1ハロン13秒前後を目安に行われ、ラスト2ハロンが計測、1ハロンずつのタイムがアナウンスされました。
ちなみに、最速タイムは「11.7秒→11.2秒(2F:22.9秒」で「No.25-マルカジュリエットの13(父スウェプトオーヴァーボード)」がマークしました。
⇒騎乗供覧でのタイム一覧表へ(PDFファイル)
写真:最速タイムの騎乗供覧シーン
No.25-マルカジュリエットの13(父スウェプトオーヴァーボード)
なお、本日の展示会での騎乗供覧シーン、および、4/6にJRA宮崎育成牧場にて披露された騎乗供覧シーンの映像は、近日中にアップされる予定です。
<JRA日高育成牧場からのコメント>
「平成27年度育成馬展示会を開催いたしましたところ、213名の馬主・調教師・生産者および来賓の皆様にご来場いただきました。皆様のご来場に、心から御礼申し上げます。
本日ご覧いただきました育成馬たちは、育成牧場入厩から秋口までは昼夜放牧を行いながら成長を待って騎乗馴致を開始し、年内は長めの距離を無理のないスピードで乗り込むことにより基礎体力の充実をはかりました。年明け以降は週2回、1000m屋内坂路馬場を活用したスピード調教を行い、スピードの鍛錬に努めました。調教時に特に力を入れたのは、縦列や併走などの「隊列」を用いた集団調教です。前後左右の馬との間隔や騎乗者とのコンタクトなどを調教時の最重要課題として取り組み、騎乗者の指示に従順で扱いやすい馬づくりを目指してきました。本日の騎乗供覧では、この取り組みの成果をご披露できたものと考えています。
また、本年もBTC軽種馬育成調教センターの騎乗者養成コース研修生18名に対する騎乗馴致や調教の実践研修を行うことで、JRA育成馬を活用した人材養成にも取組みました。本日はBTC研修生の比較展示や騎乗供覧を通して、彼らの研修成果を皆様にお披露目することができました。
本日展示いたしました育成馬たちは、4月28日(火)に中山競馬場で開催するJRAブリーズアップセールへの上場を予定しております。ブリーズアップセールへの皆様のご来場をお待ちしております。」
<JRA日高育成牧場について>(公式ホームページより)
「競走馬の80%を生産する北海道・日高。風そよぐ草原が冬には大雪原へと移り変わるこの美しい大地に、世界レベルの施設と調教技術を擁する「日高育成牧場」があります。
せり市場で購買し、育成調教した抽選馬にはファイブホープ、イソノルーブル、ジョウテンブレーヴといった数多くの活躍馬を送り出してきた「日高育成牧場」。JRAはここにイギリスのニューマーケット、フランスのシャンティなどに匹敵する「日高育成総合施設軽種馬育成調教場」を建設しました。広大な草原を利用したグラス馬場や坂路グラス馬場、冬季でも充分な調教が可能な屋内直線馬場、屋内直線坂路馬場、屋内トラック馬場など最先端の施設が揃っているこの育成調教場は競走馬の生産・育成に携わる全ての方に活用していただけます。
若駒たちを優しく包み、厳しく鍛える日高の大自然。競馬先進国並みに変化に富んだ多彩な馬場を備える調教施設。馬への深い愛情を持つ人々による先進の育成・調教技術。
競馬の国際化時代を迎え、競走馬育成の指標は”世界で勝てる馬“へ。国内では類を見ない先進の育成調教システムは、新しいタイプの名馬を世界の舞台送り出していくことでしょう。競走馬の故郷から、競馬の新しい歴史が始まっています。」
【2015 JRAブリーズアップセール開催概要】
■セール名称 : 2015 JRAブリーズアップセール
~ 第11回 JRA育成馬調教セール ~
■開催日 : 2015年4月28日(火) ※4月27日(月)に前日展示会(13時より)を実施
■時 間 : 馬主受付-Am8時15分 騎乗供覧-Am9時 売却開始-Pm1時
■場 所 : 中山競馬場
■主 催 : JRA日本中央競馬会
■売却方法 : セリ方式(事前に騎乗供覧および個体展示を実施)
■売却対象者 : JRAの馬主の方で購買登録を済ませた方
■情 報 : 上場候補馬79頭など総合情報ページ
■育成馬展示会:
宮崎育成牧場・・・2015年4月6日(月)10時より開催
日高育成牧場・・・2015年4月13日(月)10時より開催
2015 JRA Breeze Up Sale
April,27 Pre-Sale Inspection:1pm-
April,28 Breeze-Ups:9:00am- Sale:1:00pm-
Location:Japan Racing Association(JRA) Nakayama Racecourse
<名簿に関するお問い合わせは>
「JRA馬事部生産育成対策室」
TEL(03)5785-7540 FAX(03)5785-7541
E-mail:jra-ikusei@jra.go.jp
<欠場馬情報について>(4月6日現在)
55 シルクサルートの13(父ベーカバド) 右前蹄骨々折のため
67 グディニアの13(父プリサイスエンド) 左第3中手骨々折のため
77 ローランウィスパーの13(父ブラックタイド) 寛跛行のため
<真動画付上場馬紹介ページ >
下記ページでは、1歳時と2歳時の写真(計4枚)の比較や調教動画が閲覧できるようになっております。
⇒写真&動画付上場馬紹介ページ
「Breeze Up Sale」とは2歳調教セールを意味しており、2005年よりスタートし2014年で第10回目を迎えた。同セールは、特に「時計よりも馬の走法や出来映え」を購買者にアピールすることと、「上場馬の情報発信を充実させ、不慣れなお客様が、わかりやすく参加しやすい入門編」に留意されている。上場されるのは、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買した馬を、日高と宮崎の育成牧場で育成&調教した2歳馬だが、2011年度からは、日高育成牧場の生産馬も上場されている。
育成技術の高さと徹底した情報開示が購買者層からの高い信頼を得て、毎年上場馬をほぼ100%で売却し、2歳セールの中心的存在となっている。
同セールからは、G1-朝日杯フューチュリティSを制したセイウンワンダー(2008年売却馬)をはじめ、G2-ニュージーランドトフィー勝馬エイシンオスマン(2010年売却馬)、G2-フィリーズレビュー勝馬ダイワパッション(2005年売却馬)、G3-新潟2歳S勝馬モンストール(2011年売却馬)、G3-ファンタジーS勝馬サウンドリアーナ(2012年売却馬)、G3-函館2歳S勝馬クリスマス(2013年売却馬)、G3-エーデルワイス賞勝馬フクノドリーム(2013年売却馬)、などの重賞勝馬が出ている。
<参考>
・JRA育成馬日誌
・JRAブリーズアップセール
by 馬市ドットコム